{{indexmenu_n>08}} ====== ディスク障害の管理: スペア ハード ドライブの自動再構築と割り当て ======= ハード ドライブに障害が発生しかけている、または発生した場合、LaCie のプロフェッショナル用 DAS では LED により通知が行われます。 LED 表示の意味については、お使いの LaCie 製品のユーザー マニュアルを参照してください。 また、LaCie RAID Manager はハード ドライブにリスクが存在するときに検知し、それに応じてイベント ログを更新します。 さらに、LaCie RAID Manager には通知機能が組み込まれており、ディスクに障害が発生した、または筐体が高温になったときに電子メールでアラートを送信します ([[manage|]]を参照)。 RAID 6 を除いて、アレイ内のハード ドライブの 1 つが失われると RAID が劣化し、データを保護できなくなります。 LaCie RAID Manager では、ハード ドライブの障害の可能性に対応するため、2 つの重要なオプションを使用できます。 * 自動再構築 * スペア ハード ドライブの割り当て **RAID 0 とディスクの障害についての重要な情報:** RAID 0 は高速で、アレイのすべてのディスク容量にアクセスできます。 ただし、ディスクに障害が発生したときにデータが保護されません。 このため、RAID 0 アレイの 1 台のディスクに障害が発生すると、すべてのデータが失われます。 ~~pgbreak~~ ===== 自動再構築の有効化 ===== LaCie RAID Manager は、自動再構築が有効であれば、劣化したアレイを自動的に再構築します。 筐体内にスペア ドライブが存在するなら、再構築の動作はただちに開始されます (以下参照)。 スペア ドライブを割り当てていない場合は、障害の発生したハード ドライブが代替品にホットスワップされた後で、自動再構築が開始されます。 ハード ドライブのホットスワップ方法については、お使いの LaCie 製品のユーザー マニュアルを参照してください。 自動再構築を有効にするには、以下の手順に従います。 - [ストレージ] ペインの **[アダプタ]** を選択し、**[プロパティ]** タブを選択します。 \\ {{:products:raid-manager:screenshots:ss-lrm-auto-rebuild-enable.jpg?700|}} \\ - **[自動再構築]** まで下にスクロールし、**[オン]** ラジオ ボタンを選択します。 **重要な情報:** グローバルまたは専用のスペア ドライブが利用可能にもかかわらず、劣化したアレイの自動再構築が行われない場合は、スペア ドライブが LaCie ハード ドライブ筐体と互換性があることを確認してください。 ~~pgbreak~~ ===== スペア ハード ドライブの割り当て ===== LaCie RAID Manager でスペア ハード ドライブを割り当てるオプションは 2 つあります。 * **グローバル スペア ドライブ:** グローバル スペア ドライブは、どのアレイでも使用できます。 * **専用スペア ドライブ:** 専用スペア ドライブは、特定のアレイの再構築にのみ使用されます。 未構成の物理ディスクのみを、スペア ドライブとして割り当てられます。 完全にまたは部分的に構成済みの物理ディスクをスペア ドライブとして割り当てることはできません。 ==== グローバル スペア ドライブの作成 ==== - [ストレージ] ペインで、[物理ディスク] を選択します。 - **[動作]** タブへ移動し、**[グローバル スペア ドライブとして設定]** を選択します。 \\ {{:products:raid-manager:screenshots:ss-lrm-global-spare-01.jpg?700|}} \\ ハード ドライブの [プロパティ] タブで、グローバル スペア ドライブとして割り当てられたことを確認できます。 \\ {{:products:raid-manager:screenshots:ss-lrm-global-spare-02.jpg?700|}} ~~pgbreak~~ ==== 専用スペア ドライブの作成 ==== - [ストレージ] ペインで、[物理ディスク] を選択します。 - **[動作]** タブへ移動し、**[グローバル スペア ドライブとして設定]** を選択します。 \\ {{:products:raid-manager:screenshots:ss-lrm-dedicated-spare-01.jpg?700|}} \\ - RAID アレイの選択を求める画面が表示されます。 アレイをクリックして、スペア ハード ドライブに割り当てます。 \\ {{:products:raid-manager:screenshots:ss-lrm-dedicated-spare-02.jpg?700|}} \\ - 選択されたアレイの横にチェック マークが表示されます。 **[送信]** を選択します。 \\ {{:products:raid-manager:screenshots:ss-lrm-dedicated-spare-03.jpg?700|}} ハード ドライブの [プロパティ] タブで、専用スペア ドライブとして割り当てられたことを確認できます。 ~~pgbreak~~ ===== 物理ディスクをスペア ドライブ状態から解放する ===== - [ストレージ] ペインでグローバルまたは専用のスペアとして割り当てられているハード ドライブを選択します。 - **[動作]** タブへ移動し、**[スペア ドライブの設定を解除]** を選択します。 LaCie RAID Manager により、[プロパティ] タブの物理ディスクのステータスが更新され、変更されたことを確認できます。