イントロダクション
LaCie Private-Public では、パスワードで保護された LA-PRIVATE というボリュームを作成できます。LA-PRIVATE を作成すると、AES 256 暗号化を使用して、最も重要なファイルを安全に保持できます。LaCie Private-Public をお持ちでない場合は、当社 Web サイトからインストーラをダウンロードしてください。
設定を続行する前に、次の注記をお読みください。
ここに記載された手順は、ハードドライブおよび USB キーを含めた、すべての LaCie ストレージデバイスに該当します。
LaCie Private-Public を LaCie の Web サイトから
ダウンロードされた場合は、暗号化されたボリュームを設定する前に、
そのフォルダを LACIE ストレージ デバイスにコピーすることが必要です。[マイ コンピュータ/コンピュータ] または Mac のデスクトップでプログラムを起動すると、内蔵ハード ドライブで暗号化されたボリュームが作成されます。
ご使用のパーティションの名前は、ここに記載された名前と異なる場合があります。これらの手順では、LaCie Setup Assistant が LACIE と呼ばれるパーティションを作成したことが前提になっています。一部の USB キーおよびフォーマット ユーティリティでは別の名前になっていることがありますが、LaCie Private-Public の使用には影響がありません。
暗号化されたボリュームの転送速度は、遅くなることがあります。最高のパフォーマンスを実現するには、50GB 未満の LA-PRIVATE ボリュームを作成することを検討してください。
LA-PRIVATE ボリュームの作成
すべてのユーザー
以下の推奨事項を一読してから、LA-PRIVATE の作成を開始してください。
パスワード * 。LA-PRIVATE ボリューム用のパスワードを作成するよう促すメッセージが表示されます。短いパスワードは簡単に見破られるため、12 文字以上にすることを推奨します。また、文字と数字を組み合わせてより強固なパスワードを作成してください。セキュリティを強化するために、大文字小文字を両方使用してください。パスワードを紙に書き留め、安全な場所に保管してください。LA-PRIVATE ボリュームに保存されたデータは、パスワードを失ったり、忘れた場合は復元できません。
LA-PRIVATE の作成にかかる時間 * 。LA-PRIVATE ボリュームの作成にかかる時間はおおよそ 1 ギガバイト (GB) あたり 1 分です。例えば、1GB = 1 分、50GB = 50 分、および 500GB = 8 時間です。
FAT 32 のサイズ制限 * 。フォーマット制限のために、LaCie パーティションが FAT 32 ボリュームである場合、LA-PRIVATE は 4GB を上回ることができません。4GB より大きい LA-PRIVATE ボリュームを作成するには、LACIE を NTFS (Windows) または HFS+ (Mac) としてフォーマットしている必要があります。
LACIE に保存したデータ。LACIE パーティションにすでに保存されているデータがある場合は特に、LA-PRIVATE ボリュームのサイズに注意してください。十分に容量がある限り、LA-PRIVATE ボリュームを作成しても LACIE パーティションのメディアが削除されることはありません。たとえば、20GB のデータを 32GB のストレージにコピーしたとします。LA-PRIVATE を作成する時は、残りのストレージ (12GB 未満) のみを使用することができます。
コンピュータのスリープ モードの無効化 * 。多くの場合、コンピュータがスリープ モードになると、LaCie Private-Public は一時停止します。遅延を避けるためには、コンピュータのスリープ モードを無効にしてから、LaCie Private-Public を起動して LA-PRIVATE を作成することを強く推奨します。
LaCie Private-Public が LA-PRIVATE を作成中にコンピュータをシャット ダウンしないでください * 。
管理者権限 * 。LA-PRIVATE にアクセスするには、コンピュータの管理者権限を持っている必要があります。
以下の手順に従って LA-PRIVATE を作成します。
LaCie ストレージ デバイスを、お使いのコンピュータの対応したインタフェース ポートに接続します。LACIE パーティションは、
[マイ コンピュータ/コンピュータ] (Windows) または [デスクトップ] (Mac) に表示されます。
[マイ コンピュータ/コンピュータ] (Windows) またはデスクトップ (Mac) 上の LACIE アイコンを 2 度クリックします。
LaCie Private-Public アプリケーションを 2 度クリックします。
Windows の場合: LaCie Private-Public を実行するかどうかを促すメッセージが表示される場合があります。続行することを確定してください。
最初のウィンドウで、LA-PRIVATE ボリュームのサイズを入力するよう求められます。Mac をご使用の場合:プルダウン メニューを使用して、LA-PRIVATE の容量を MB (メガバイト) または GB (ギガバイト) で選択できるようになっています。参考として、1000 MB = 1 GB です。GB の選択では、1 GB、10 GB、または 50 GB などのサイズが選べます。1.5 GB、10.5 GB、または 50.5 GB は入力できません。代わりに、MB 単位で 1500 MB、10500 MB、または 50500 MB などの容量を選択してください。LA-PUBLIC が FAT 32 にフォーマットされる場合、LA-PRIVATE は 4 GB を上回ることができません。
LA-PRIVATE ボリュームのサイズを入力してください。
[次へ >] をクリックします。
パスワードを入力し、確定します。
[パスワード表示] のチェックボックスを選択すると、パスワードのフィールドに文字が見えるようになります。
[次へ >] をクリックします。
[フォーマット] をクリックして、AES 256 暗号化で LA-PRIVATE のボリュームを作成します。
フォーマットにかかる時間は、数分から何時間にも及ぶ場合があります。1 ギガバイトあたり 1 分と想定して時間を見積もります。フォーマットの最中はコンピュータの電源を切らないでください。
フォーマットが完了したら、LA-PRIVATE は自動的に
[マイ コンピュータ/コンピュータ] (Windows) または [Finder] (Mac) に自動的にマウントされます。最も重要なデータを保存する準備ができました。
LA-PRIVATE ボリュームのマウント
LA-PRIVATE は、無許可のユーザーがデータにアクセスできないよう保護するためにロックすることができます。以下の手順に従って LA-PRIVATE ボリュームのロック解除およびマウントを行います。
重要な情報:LA-PRIVATE を作成してから、ボリュームのマウントを試みる必要があります。
LaCie ストレージ デバイスを、お使いのコンピュータの対応したインタフェース ポートに接続します。
[マイ コンピュータ/コンピュータ] (Windows) またはデスクトップ (Mac) 上の LACIE アイコンを 2 度クリックします。
LaCie Private-Public アプリケーションを 2 度クリックします。
LaCie Private-Public では、LA-PRIVATE ボリュームを作成したことが認識されます。(LA-PRIVATE を作成していない場合、アプリケーションがそのプロセスをガイダンスします。
LA-PRIVATE ボリュームの作成 のステップを参照してください。)空のフィールドにパスワードを入力します。パスワードでは大文字と小文字が区別されますのでご注意ください。
入力中の文字を確認するには、[パスワード表示] のチェック ボックスを選択します。[OK] をクリックします。
LA-PRIVATE ボリュームが、
[マイ コンピュータ/コンピュータ] (Windows) または [Finder] (Mac) に表示されます。
お使いの暗号化された LA-PRIVATE ボリュームから既存のファイルをコピー & 貼り付け、ドラッグ & ドロップ、または取り出します。
LA-PRIVATE のマウント解除およびロック
LA-PRIVATE をマウント解除すると、お使いの個人データに他のユーザーがアクセスできなくなります。セキュリティ保護されたボリュームは無許可で利用できないため、LA-PRIVATE のロックに有効な手段です。以下の手順に従って LA-PRIVATE のマウント解除およびロックを行います。
重要な情報:LA-PRIVATE と LACIE の両方を同時にアンマウントしたい場合があります。セキュリティ保護のため、LA-PRIVATE をアンマウントしてから、LACIE のアンマウントを行うことが必要です。最初に LACIE のアンマウントを試みると、オペレーティング システムが警告を出します。
Windows
LA-PRIVATE がマウントされると、LaCie Private-Public アイコンがシステム トレイに表示されます。システム トレイはコンピュータ画面の下部右側にあります。
LaCie Private-Public アイコンを右クリックして、
[Public-Private をマウント解除] を選択します。
LA-PRIVATE ボリュームがマウント解除され、ロックされます。
Mac
[ドック] で LaCie Private-Public アイコンを検索します。
LaCie Private-Public アイコンを右クリックして、
[Dismount (マウント解除)] を選択します。
LA-PRIVATE がマウント解除され、ロックされます。
LA-PRIVATE パスワードの変更
重要な情報:LA-PRIVATE ボリュームを作成してから、パスワードの変更を試みる必要があります。
以下の手順に従って LA-PRIVATE のパスワードを変更します。
LaCie ストレージ デバイスを、お使いのコンピュータの対応したインタフェース ポートに挿入します。
[マイ コンピュータ/コンピュータ] (Windows) またはデスクトップ (Mac) 上の LACIE アイコンを 2 度クリックします。
LaCie Private-Public では、LA-PRIVATE ボリュームを作成したことが認識され、パスワードの入力を促されます。(LA-PRIVATE を作成していない場合、アプリケーションでそのプロセスをガイダンスします。
LA-PRIVATE ボリュームの作成 のステップを参照してください。)
[パスワードの変更] ボタンをクリックします。
Current Password (現在のパスワード) と
New Password (新しいパスワード) を入力します。新しいパスワードを使用してフィールド
[パスワードの確認] を入力する必要もあります。
入力中の文字を表示するには [パスワード表示] ボックスをチェックします。
[OK] をクリックします。
パスワードが変更されました。
LA-PRIVATE の削除
重要な情報: LA-PRIVATE ボリュームを削除すると、そのデータがすべて削除されます。LaCie は、LA-PRIVATE からすべてのデータを臨時の場所にコピーしてから、セキュリティ保護されたボリュームを削除することを強く推奨します。
非表示のファイル
LA-PRIVATE を削除するには、非表示のファイルが見える状態にする必要があります。以下の手順に従って、非表示のファイルを表示して、LA-PRIVATE ボリュームを削除します。
Windows
LaCie ストレージ デバイスを、お使いのコンピュータの対応したインタフェース ポートに挿入します。
[スタート > マイ コンピュータ/コンピュータ] をクリックします。LACIE パーティションが表示されます。
プルダウン メニュー
[ツール > フォルダ オプション] へと進みます。
[ファイルとフォルダの非表示] というセクションに注目してください。デフォルトの設定は、[隠しファイル、フォルダ、ドライブを表示しない] です。
[ファイルとフォルダの非表示] の設定を [隠しファイル、フォルダ、ドライブを表示する] に変更します。[
Apply] をクリックします。
LA-PUBLIC パーティションに進み、フォルダ
LaPrivate を開きます。
[LaPrivate.lc] というファイルを探します。
[LaPrivate.lc] を右クリックし、
[削除] を選択します。
LA-PRIVATE ボリュームは、削除されました。
フォルダの設定を復元するには、[ツール > フォルダ オプション] へと進みます。[隠しファイル、フォルダ、ドライブを表示しない] を選択し、[適用] をクリックします。
Mac
Mac OS で非表示のファイルを表示するには、Terminal プログラムが必要です。
LaCie ストレージ デバイスを、お使いのコンピュータの対応したインタフェース ポートに接続します。デスクトップに LACIE アイコンが表示されます。
プルダウン メニュー
[Go (移動) > Utilities (ユーティリティ)] へと進みます。
プログラム
Terminal を 2 度クリックします。
Terminal ウィンドウが表示されます。非表示のファイルを表示するには、スペースや大文字など、完全にこのとおりに以下の文字列を入力します。
defaults write com.apple.Finder AppleShowAllFiles YES
ここで Finder を再起動する必要があります。同時に Macintosh キーボードで次のボタンを押します。
option+cmd+esc。[アプリケーションの強制終了] ウィンドウが開きます。
[Finder] を選択し、
[再起動] をクリックします。
Finder が再起動後に、LaCie ストレージ デバイスで LA-PUBLIC パーティションを開きます。
[LaPrivate] フォルダを開き、[LaPrivate.lc] というファイルを探します。
[LaPrivate.lc] を右クリックし、
[ごみ箱へ移動] を選択します。
LA-PRIVATE ボリュームは、削除されました。
非表示のファイルを隠すには、プルダウン メニュー
[移動 > ユーティリティ] へと進みます。Terminal アプリケーションを開き、スペースや大文字など、完全に次のとおりに文字列を入力します。
defaults write com.apple.Finder AppleShowAllFiles NO
ここで Finder を再起動する必要があります。同時に Macintosh キーボードで次のボタンを押します。option+cmd+esc。[アプリケーションの強制終了] ウィンドウが開きます。[Finder] を選択し、[再起動] をクリックします。
非表示のファイルが隠れた状態になりました。