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ディスク障害の管理: スペア ハード ドライブの自動再構築と割り当て

ハード ドライブに障害が発生しかけている、または発生した場合、LaCie のプロフェッショナル用 DAS では LED により通知が行われます。 LED 表示の意味については、お使いの LaCie 製品のユーザー マニュアルを参照してください。 また、LaCie RAID Manager はハード ドライブにリスクが存在するときに検知し、それに応じてイベント ログを更新します。 さらに、LaCie RAID Manager には通知機能が組み込まれており、ディスクに障害が発生した、または筐体が高温になったときに電子メールでアラートを送信します (アレイと仮想ディスクの管理を参照)。

RAID 6 を除いて、アレイ内のハード ドライブの 1 つが失われると RAID が劣化し、データを保護できなくなります。 LaCie RAID Manager では、ハード ドライブの障害の可能性に対応するため、2 つの重要なオプションを使用できます。

  • 自動再構築
  • スペア ハード ドライブの割り当て

RAID 0 とディスクの障害についての重要な情報: RAID 0 は高速で、アレイのすべてのディスク容量にアクセスできます。 ただし、ディスクに障害が発生したときにデータが保護されません。 このため、RAID 0 アレイの 1 台のディスクに障害が発生すると、すべてのデータが失われます。

 

自動再構築の有効化

LaCie RAID Manager は、自動再構築が有効であれば、劣化したアレイを自動的に再構築します。 筐体内にスペア ドライブが存在するなら、再構築の動作はただちに開始されます (以下参照)。 スペア ドライブを割り当てていない場合は、障害の発生したハード ドライブが代替品にホットスワップされた後で、自動再構築が開始されます。 ハード ドライブのホットスワップ方法については、お使いの LaCie 製品のユーザー マニュアルを参照してください。

自動再構築を有効にするには、以下の手順に従います。

  1. [ストレージ] ペインの [アダプタ] を選択し、[プロパティ] タブを選択します。

  2. [自動再構築] まで下にスクロールし、[オン] ラジオ ボタンを選択します。

重要な情報: グローバルまたは専用のスペア ドライブが利用可能にもかかわらず、劣化したアレイの自動再構築が行われない場合は、スペア ドライブが LaCie ハード ドライブ筐体と互換性があることを確認してください。

 

スペア ハード ドライブの割り当て

LaCie RAID Manager でスペア ハード ドライブを割り当てるオプションは 2 つあります。

  • グローバル スペア ドライブ: グローバル スペア ドライブは、どのアレイでも使用できます。
  • 専用スペア ドライブ: 専用スペア ドライブは、特定のアレイの再構築にのみ使用されます。

未構成の物理ディスクのみを、スペア ドライブとして割り当てられます。 完全にまたは部分的に構成済みの物理ディスクをスペア ドライブとして割り当てることはできません。

グローバル スペア ドライブの作成

  1. [ストレージ] ペインで、[物理ディスク] を選択します。
  2. [動作] タブへ移動し、[グローバル スペア ドライブとして設定] を選択します。

ハード ドライブの [プロパティ] タブで、グローバル スペア ドライブとして割り当てられたことを確認できます。

 

専用スペア ドライブの作成

  1. [ストレージ] ペインで、[物理ディスク] を選択します。
  2. [動作] タブへ移動し、[グローバル スペア ドライブとして設定] を選択します。

  3. RAID アレイの選択を求める画面が表示されます。 アレイをクリックして、スペア ハード ドライブに割り当てます。

  4. 選択されたアレイの横にチェック マークが表示されます。 [送信] を選択します。

ハード ドライブの [プロパティ] タブで、専用スペア ドライブとして割り当てられたことを確認できます。

 

物理ディスクをスペア ドライブ状態から解放する

  1. [ストレージ] ペインでグローバルまたは専用のスペアとして割り当てられているハード ドライブを選択します。
  2. [動作] タブへ移動し、[スペア ドライブの設定を解除] を選択します。

LaCie RAID Manager により、[プロパティ] タブの物理ディスクのステータスが更新され、変更されたことを確認できます。

© LaCie 2024 最終更新 : Sep 22, 2014